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【2024/05/19 06:56 】

自らの肺がん見つけた体験、本に

 たばこも吸わない30代のがん治療医が肺がんになったら――。東大病院の放射線科に勤務する加藤大基さん(35)が「東大のがん治療医が癌(がん)になって」(ロハス・メディカル)を出版した。自分のがんを自分で見つけるという「医師」ならではの体験と、入院中に担当医の顔を見るだけでうれしくなったという「患者」の気持ちの両方がつづられている。

 加藤さんは昨年4月、胸に圧迫感を覚えたことから自らの肺のレントゲンを撮影した。そこで1センチ大の影を見つけ、驚いて同僚に携帯メールで画像を送った。自分の肛門(こうもん)に指を入れ、肺への転移が多い直腸にはがんがなさそうだと確かめて、ほっとしたという。

 「どんな検査や治療が待っているのかわかっていた点では、気楽でした。でも、転移性のがんだったら余命は半年から2年ということもわかっていました」

 幸い早期の肺がんで、翌5月に手術を受けた。入院中は日に何度となく担当医に会いたいと思ったが、忙しい医師に遠慮してしまう「患者」の思いも味わった。

 腰が痛い、頭が痛い、というだけで「転移では」とおびえる自分にも驚いた。だが、やがて思うようになった。

 「再発は努力では避けられない。それなら、考えても仕方のないことは考えないようにしよう」

 いまも放射線治療医として働く加藤さんは、同じ言葉を自らが担当する患者たちに伝えている。

 上司に勧められて書いた体験記は、手術から1年後の先月末に出版した。あす10日は36回目の誕生日。これまでと少し違う気分で迎える。「無事1年が過ぎたことがうれしい。がんになってから、喜びを感じる『しきい値』が下がったんです」

(2007年06月09日『asahi.com』)

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